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  • 弦巻啓太

ワンダー☆ランドはここにある。


10日、初日を迎えました。

たくさんのお客様がお越しになり、とても盛り上がった初日になりました。

劇中、どんどん盛り上がり笑いの絶えない客席に、楽しんでもらえてる!という手応えと、

もっともっとこちらも楽しまなくては!というプレッシャーを感じていました。

蓋をあけるまでは恐々としていたご予約状況も初日の後、申し込みがまたググッと増え、

昨日13日は満席での公演となりました。

ありがとうございます。

ですが、まだ折り返してもいません。

公演は17日まで続きます。あの壮大な舞台美術の中、走り回る出演者全員、怪我なく最後まで公演を重ねていこう思います。

先月(先月!)公演した「私たちが機械だった頃」をコラボレーションした北海道大学CoSTEPの種村さんからとても嬉しい感想をいただきました。

「昨日はワンダー☆ランドを観劇しました。

愛。愛を求める誰もがその愛を全うできない不条理。

しかしそれでもそんな世界を肯定する決意。

生と死。性と憎。身体と欲望。狂気と暴力。運命と奇跡。ロックとダンス。夫婦、学校、地域、メディア、国家そして宇宙。劇中劇と精神世界。

それらを全部圧縮して展開させて2時間で昇華させるパワーと疾走感に演劇のもつ表現する力を感じました。 それは弦巻さんの脚本と演出のみならず、立体感のあるシンプルな舞台を縦横無尽に駆け回り駆け抜ける出演した全員の役者さんの渾身の結果なのではないでしょうか。

これから長丁場ですね、私はこれから帰省しなければならず足を運べないこと残念です。 みなさん健康に気をつけて無事に千秋楽を迎えてください。」

また、これまで何度もお世話になっている帯広北高校演劇部顧問の加藤先生からも、全国大会優秀賞を受賞し、新国立劇場での上演も決まり忙しい中観劇してもらえ、感想を頂きました。

「昨日は友人と一緒だったのですぐ出てしまいました。

や〜これホントに16年前に書いたもの?今を反映した反戦芝居だと思ったよ。人間の裏、醜いところ、汚いところ、そういったものがガツンと響いてくる描き方をした弦巻作品は初めて観た気がする。私はこっちのほうが好きです。あれだけの大人集めて練習とか相当大変だったよね。見覚えのある役者さん達も沢山出ていて、ワクワクしました。素敵でした。」 

これまでのツイッター上での感想をまとめました。良かったらご覧ください。

ありがたいことにここまで毎公演、ダブルカーテンコールで迎えていただいてます。 それがここまで身体を張って舞台上を駆け回り、叫び、暴れ、打ちひしがれ、歌い上げる出演者やスタッフたちの糧となってます。

16年前の作品なの?!と驚きの声が沢山ありました。

幸か不幸か、今こそ刺さる部分も確かにある作品だと思います。

このタイミングで再演できて本当に良かった。

これまでワークショップで知り合った高校生や学生がたくさん観に来てくれました。

後志地区の皆さん、先月『神の子供達はみな遊ぶ』を上演してくれた新陽高校演劇部のみんな、昨日はなんと旭川から!!

グッズ販売コーナーに集まって台本を眺めてくれてる皆さん。

個人的には、若い演劇人にこそ沢山観て欲しい舞台です。ここまでストーリーは飛躍していけると言うことや、ここまで観客と時間を共有することは自由だと言うことや、人物の狭間のドラマはここまで網目を濃くしても伝わると言うことを感じてもらいたい。 大したことないや、と思ってもらってももちろんオーケーです。それでもっと素敵な舞台がこの街で誕生するならオーケーです。 自分ならもっと深く、高く創作できる。 そんな演劇人がこの街に現れるならオーケーなのです。

演劇の可能性や自由さ、「多様性」を間違い無く証明する作品だと自負しています。する筈だ!と思って毎公演挑んでます。 戦いです。 自由を手放さないための戦いです。「表現の自由」という意味も無いわけでは無いですが、もっと根源的なものです。

弦巻楽団よりも前衛的な舞台も、実験的な舞台も、最先端な舞台も、たくさんあります。

そうした作品や、そうした作品を示唆する批評や言説に絡め取られない戦いです。

僕も、同じような批判や指摘をずっと言われてます。ずっとです。こんなにずっと言われても変わってないのだから、変える訳にはいかない理由がどこかにあると気がついて欲しいな、とも思います(笑)

気にはしても、研究はしても、一番大切なこととして、

「心が願うものを信じる」ということです。

それがきっと自由ということです。

千秋楽17日14時は完売が見えて来ましたが、他の回はまだ余裕がございます。 再観劇したくなる中毒性も高い舞台です。(実際すでに複数回観劇されてる方も多いです!)

お陰様で回を重ねるごとに、予約される方や前売り券をご購入される方がグググっと増えてます。お早めにご検討を!!

また、年配の方や小学生が同じように笑って(手を叩いて!)観劇してる姿にびっくりしています。眉をひそめてる方もいるのでしょうが、このふざけた作品の魅力が決して年代で左右されないことを確認できたのがとても嬉しいです。

自分で言うのもなんですが、滅多に再演しない演目です。今回、上演台本も販売していません。

劇場で体験してこその作品だからです。量も多いし…。

16年ぶりのお祭り騒ぎです。 どうか一緒に劇場で体験して下さい。体感して下さい。 人生は祭りだ、一緒に踊ろう。

ご予約はこちら! https://ticket.corich.jp/apply/99913/


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