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執筆者の写真弦巻楽団

全ての道はローマに通ず


わたしたちの街の「ジュリアスシーザー」公開制作まで10日と迫りました。 こんにちは。受講生のイノッチです。 みんなが参加できるシェイクスピア劇として、札幌文化芸術交流センターSCARTSで講演する 弦巻楽団#32わたしたちの街の「ジュリアスシーザー」。 毎日の生活も日々の稽古も、すべての積み重ねがローマに続いています。 今回は市民の皆様と小道具や舞台美術の制作を一緒にしながら、札幌のど真ん中にローマの街をつくっていきます。 あなたも、ローマ市民になれるチャンス到来です!(こんなチャンスは滅多にないと思うのです) =ここの先にローマが建国されます= 

3月12日の稽古は初めて全編(全幕)通しての稽古です。 演出からは「リアリティーが足りない」という言葉をいただきました。 ”リアリティー”って、「◯◯っぽい」ってことじゃなくて”現実”や”事実”ということ。 「しかしオレ、今、紀元前44年のローマにいませんし……!」 いやいや、そういうことじゃなくて、今、其所で起こっていることに身体で反応(アクション)をおこしていくことで、”現実”や”事実”となっていくということ…らしいです。 例えば、ブルータス軍の兵士として戦場(舞台)に出てきたら、休めというときに、こんなふうに”クニャ”っとした座り方じゃダメってこと。 *写真はこのシーン稽古序盤のころのものです。 

ブル軍の兵士たるもの、戦場では常に緊張し「何時でもやってやるぜ!」って態勢に(身体が)なっていなければならないということなんですね。 すぐ立ち上がれる態勢で休んでいることで、そこに戦場が、緊張が立ち上がってくる。 そのためには戦場(舞台)に出てくる前から演技してなくちゃ、其所(舞台)に出てきたときに其所に居れないですよね。 でも、あまりガチガチにプランニングしてしまっても、舞台に出たときに他者とのやりとりにアクションが出来ない(他者に向き合っていない)と、結局リアリティが無くなってしまうし… 結局、一つひとつの積み重ねです。 自分だけじゃダメなので他者と向き合って、言葉と動きにピントを合わせて、最後まで積み重ねてローマに向かいます。 ぜひ、制作からローマ建国に参加してください。 

弦巻楽団#32 わたしたちの街の『ジュリアス・シーザー』  3/24〜28 公開制作

3/29〜4/1 公演

札幌市民交流プラザ1F SCARTSコートにて!予約はこちらから https://www.quartet-online.net/ticket/julius-caesar


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