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執筆者の写真弦巻楽団

新しい日々を


新年度始まりまして。 東京におります。今月公演する劇団ナイスコンプレックスの『ナイスコンプレックス』の演出を担当することになりまして、40にして初の単身赴任です。昨日顔合わせ、すぐに読み稽古だったのですが、集まったキャスト陣の個性に心強さを感じました。 おもいっきりやろうと思います。

2017年度、弦巻楽団としても動き出しております。 今年は#28『ナイトスイミング』、『サウンズ・オブ・サイレンシーズ』国内ツアー、#29『ユー・キャント・ハリー・ラブ!』(演劇シーズン2018冬レパートリー作品)。演技講座の発表も8月、11月、3月(「舞台に立つ」)に。特に今年は11月の発表公演にも、どデカい企画を用意しています。 更に、先ごろ札幌予選が行われた「INDEPENDENT」本選(6月)に深浦佑太と臨みます。 そして、新作戯曲を一つ書き下ろします。 稽古場が広くなったのを良いことに、今までやってきたことをジワジワと広げていこうと考えています。演技講座、戯曲講座、どちらも募集が始まってます。 そして、新入団員の募集も。

弦巻個人として。以前よりお知らせしていましたが、2016年度をもちまして弦巻はシアターZOOのディレクターの契約を満了いたしました。約束した4年間、「もっとできたな〜」とか「こうすれば良かった」とか、思うところはありますが、これが自分の精一杯だったな、と納得もしてます。予算のない中、自分のような世間知らずに劇場のディレクターと言う看板を掲げさせてくれたシアターZOO、北海道演劇財団には感謝しかありません。

得たものは随分ある気がします。これからそうした恩をきちんと返していきたいと思います。

自分は劇場にもっと中学生や高校生のうちから触れてもらいたいと考えてます。何も知らない高校生だった自分が、大人たちに理不尽に叱られたことや、知識や知己のある顧問の部活がアドバンテージを持つ高校演劇の世界に怒りを覚えたことなどから、少しでも劇場を開かれた場にしたいと思ってきました。

劇場のディレクターとしては無理でも、少しでもZOOという劇場に親しみを持ってもらい、「劇場との接し方・使い方」を知ってもらう機会を作れればと、弦巻楽団の講座で(先日の『コリオレイナス』とか)利用したりしてきました。

シアターZOOのディレクターを離れても、その考えは変わりません。様々な劇場で、これからはそうした機会を作っていこうと考えています。

そして、シアターZOOのディレクターではなくなりますが、札幌座のディレクターとしての契約は続くので、これからも札幌座に力の及ぶ限り協力をしていきたいと思います。 

稽古場にあった棚もバラしました(「音楽になってくれないか」の美術をそのまま利用してました…)。

稽古場にあった謎の缶詰めを遂に開封。

お手伝いに来てくれた若者3人。

8年お世話になった部屋。

「十二月組曲」から先日の「君は素敵」まで本公演だけで21作品!

新しい稽古場で一人芝居の稽古がスタート。

札幌を離れる前にひとととのえ。

東京で暮らす部屋。ドアの横の棚が早速倒れました。嗚呼…。

ナイスコンプレックス!!


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